ひがしひろしま創業塾2022 ~4日目「資金」~
「意志」、「事業」、「人」に続いて最終日のテーマは『資金』です。
1.資金調達・資金繰り講座
前半は、事業を行う上で必要不可欠な知識、「お金」について、
中川公認会計士・税理士事務所 中川宏介先生から講義をしていただきました。
★お金は入っていくより出ていく方が先です
★会計資料は作れる必要はないが、読めるようになりましょう
★リスクを定量化しリターンを正確に計ることが経営感覚として重要です
創業時に必要な会計知識について実例をもとに非常に分かりやすく教えていただきました。
参加者からの質疑応答
Q 通販サイトで領収書がもらえない場合の支出根拠書類はどうしたらよいですか?
A 必ずしも領収書である必要はありません。クレジットの明細、通販サイトの取引明細で代用可能です。
Q 創業前に支払ったものを経費にすることができますか? また、何年以内が対象になりますか?
A できます。事業と関係がある支出であることをしっかり整理しておきましょう。
年数の条件はありませんが、あまり離れていると税務調査で指摘される可能性が高くなります。
Q 経営者として働けなくなった時の備えはどうしたらいいですか?
A 収入保障などの保険で対応することが多いです。
2.ボードゲームで実践
これまでの3日間を総括して”創業”を疑似体験するボードゲームを実施しました。
このボード-ゲームは、プレイヤーが創業者になり、人の雇用、設備投資、広告宣伝、銀行融資など
様々な経営判断を行いながら事業を大きくし、最終的に3年目の決算時点で、現金-借金の金額が大きい人が勝つ、というゲームです。
・ビジョンに共感する人を雇用した結果、支払い能力を超え倒産してしまった人
・事業を売却し現金を得て会社を大きくした人
・設備投資や借入れは控えめに小さくても赤字にならない経営を行う人
など、参加者のみなさまは「自身の事業であればどうするか」という判断で、遊びながらもリアルな創業体験を行いました。
最後に、参加者のみなさまから3月末までに行動目標を発表し、4日間の創業塾を終了しました。
参加者のみなさま4日間の創業塾お疲れさまでした。
ミライノ+スタッフ一同、みなさまの今後のご活躍を応援しています!