岡川和彦OKAGAWA KAZUHIKO

PROJECT
04

【円陣プレイヤー紹介記事】 円陣プレーヤー 岡川和彦さん

【円陣プレイヤー紹介記事】 円陣プレーヤー 岡川和彦さん

【円陣プロジェクト名】

全世代参加の笑顔の場所づくり ~生涯スポーツ等推進プロジェクト~

 

【リハスポでつながる地域社会—岡川和彦さんの挑戦と未来】

岡川さんは、円陣プロジェクトのプレイヤーとして、新しいスポーツ「リハスポ」の普及を目指して活動しています。

円陣は東広島市の共創型起業プログラムで、彼の挑戦は多くの人々の関心を集めています。リハスポとは、
高齢者や障がいのある方、そして運動が苦手な人々まで、誰もが参加できるユニークなスポーツ。

その理念は、すべての人が主役となり、健康増進やコミュニティの活性化を図ることにあります。

岡川さんは円陣がスタートしてから現在に至るまで東広島の小学校で 3 回、東広島チャレンジクラブという形で
リハスポを普及させるイベントを開催しています。

 

 

 

【岡川さんの原体験】

岡川さんは現在小学校の教員をされています。岡川さんがリハスポに取り組むきっかけは、
教師になってから学んだ大学院での研究でした。

当時、高齢者が社会から隔離されがちな現状を目の当たりにし、この状況を改善したいという
強い思いが芽生えました。

その後、子どもたちと高齢者を結びつける企画「子ども記者クラブ」を立ち上げましたが、
一時的な成功に留まります。

しかし、その経験が次の活動の礎となり、ドッジボールチームの設立を経て、高齢者施設での
リハスポ活動に繋がることとなったのです。

この過程で、岡川さんは「世代間のつながりを取り戻すこと」の重要性を強く感じたそうです。

実際に高齢者施設で子どもたちと一緒にリハスポを行ったところ、参加者全員が笑顔になり、
世代間の壁を越えた新たなコミュニケーションの場が生まれたのです。

【円陣への想い】

岡川さんが円陣に参加した理由は、社会課題解決に向けた強い熱意と円陣の理念が一致したからです。

はじめは一人で取り組んでいた活動も、円陣のサポートを受けることで、点から線へ、そして円へと広がりを見せました。
円陣は、多様なバックグラウンドを持つ人々が集まり、一つの目標に向かって協力し合う素晴らしいプロジェクトです。

岡川さんは、この環境が新しいアイデアや取り組みを生み出すための最適な場であると感じています。
また、円陣のネットワークを活用することで、地域全体にリハスポの魅力を広めることができ、
現在も多くのサポーターや伴走者、あるいは他のプレイヤーと共に活動を進めているところです。

円陣の仲間たちと共に活動する中で、岡川さんは数々の困難にも直面しました。

しかし、その度に円陣の仲間やサポーターからのサポートを受けることで乗り越えてきました。

例えば、リハスポの種目を考案する際には、若者から高校生まで多様な意見を取り入れることで、
より多くの人々が楽しめる内容に仕上がっています。

そして円陣の協力のもと、地域でのイベントを開催し、リハスポの普及に努めています。

 

【未来に向けて】

岡川さんは、円陣スタート時、高齢者のためにという理念を持って企画を始めました。

リハスポを通じて地域社会のつながりを深め、誰もが主役となれる環境を作りたいと考えたからです。
しかし、感染症予防などの観点から、当初考えていた高齢者施設への立ち入りがなかなか認められず、
どうやって活動を広げていけばいいのかという難しさがありました。

また、どうすれば円陣終了後も活動を継続できるかという課題など、次々と困難が立ちふさがります。

今現在、岡川さんはリハスポを通じて地域の人々が自らの健康を管理し、
いに支え合う文化をつくっていくことを目指しています。

例えば、高齢者が子どもたちと一緒に活動することで、健康維持や心の活性化が図られるだけでなく、
子どもたちにとっても貴重な学びの場となります。

子どもたちがイベントを企画する段階での話し合いに参加すること、一緒に企画を考えること、
社会課題の存在とその解決を一緒に考えることができるなど、現在の活動が保護者の目線から見ても、

子どもの成長の原動力になるような魅力的なイベントの開催につながっていくのではないでしょうか。

 

さらに、今後はリハスポの教材やグッズの開発にも取り組み、
イベントではヨ
ガの講師の方や東広島のウォーキング団体などのように、
多様なサポーターとのコラボにも挑戦しています。

私も、岡川さんの円陣での活動が、今後の大きなムーブメントにつながるものと確信しています。

 

【編集後記】

高齢者と子どもをつなぐ場を作りたいという思いからスタートした岡川さんの活動が今、
一つの形になろうとしています。

私自身も、円陣 2024 のスタート時から岡川さんチームの一員として
サポーターという形で参加させてい
ただいています。

イベントの合間も、ミーティングが何度も開催され、プレイヤーと伴走者の方を中心に、
どのようにすればより良い形になるか、今後どのようにすれば活動を継続できるかという議論が
何度も繰り返されています。

岡川さんが「点から線へ、そして円へ」と表現されたように、
私も円陣を通してチーム
が形成されていく様子を間近で見ることができました。

また、インタビューという重要な役割を担当させていただき、自分自身と向き合う貴重な機会をいただきました。
今後もリハスポを通じて、新たな地域社会のつながりや交流が生まれることを期待しています。

ありがとうございました。(取材 円陣サポーター:山本祐樹)

 

 

その他の活動状況

  • 濱波 大翔

    【告知】【円陣プレイヤーイベント】わくわく河内町めぐり♪まちの魅力発見ウェークラリー!

  • 濱波 大翔

    前回大好評!“チャクラぐるぐる体操”再び開催─東広島・sabaijaiにて

  • 全体会

    【円陣活動報告】~円陣2024 活動報告会を実施いたしました~

  • 全体会

    【円陣プレイヤー紹介記事】 円陣プレーヤー Akangbe Olayemi Ridwanさん

記事の一覧へ