【円陣活動報告】～円陣2024 活動報告会を実施いたしました～

2025年3月22日（土）13時より、東広島芸術文化ホールくららにて、「円陣活動報告会」を開催いたしました！

当日は、「プレイヤー」「伴走者」「サポーター」そして、「円陣」にご関心をいただいた市民の皆さまが一堂に会し、
立ち見が出るほどの盛況な会となりました。

10月から、社会課題解決を目指して、実践を続けてきた10チームのプロジェクト。

10人のプレイヤーが地域を駆け回ることで、市民や企業の皆様からの応援が徐々に増え、円陣コミュニティは151名に！

円陣は、ビジネス視点を活用して、仲間とともに社会課題解決を目指すプログラム。

開始当初は全く知らない方同士の集まりでしたが、最終報告会ではどのチームも力強い円陣を組めていました。

会場には高垣市長も駆けつけました。

また、審査員の方々にも今後のアドバイスや多くの知見あふれるコメントをいただくことができました。

第１部は、プレイヤーによる活動報告のプレゼンテーション。

約半年間の活動とプレイヤーとして成長したことなど、溢れる想いを７分間という短い時間に込めて、
各チーム、素敵なプレゼンテーションを披露してくださいました。

会場の皆さんが、温かい雰囲気で聴いてくださっていたのが印象的でした。

第２部は、今後のためのチームメンタリング。

約半年間、プロジェクトをともに走ってくれた伴走者の皆さんのプレゼンテーションから始まりました。
その後の審査員との会話では、今後に向けてのアドバイスもいただくことができました。

10チームそれぞれの想いをより深く知ることができた時間でした。
審査結果を待つまでは、各チームともに真剣なまなざしで、チームのメンバーと話をしている姿も印象的でした。

受賞者は、以下の通りです。

・円陣賞（最優秀賞）　大世渡渉さん

ーアートを通じて、自立の機会と新しい価値を共創するー

生きづらさを抱えた方とアート作品を共創し、販売を支援することで、当事者が自立に向かう機会を創る取り組みです。
アート作品そのものだけではなく、共に作る過程に価値を見出し、イベントやワークショップ等で、
インクルーシブな場を作り出していました。

沢山のサポーター、地域の企業と一緒に様々なプロジェクトに挑み、そのたびに、チームのファンが増えていたのが非常に印象的でした。

・奮闘賞　西川和子さん

ーそらはな～精神的・社会的孤立に対する花や緑を通したグリーフケア〜ー

喪失による精神的・社会的孤立した方に、
「花を通して自然の摂理に触れながら、人生の別れの悲しみにそっと寄り添う」という難しい取り組みです。
西川さん自身が、原体験を見つめ、過去の自分に届けたい商品を生み出し、ビジネスの形が見えてきました。

・期待賞　品川優毅さん

ー地域で安心して生活できるセーフティネットALLライフサポート事業ー

身寄りのないシニアの孤立、孤独死といった難しい社会課題に、
身寄りのない方向けライフサポートを、低所得者でも利用可能な料金で事業化する団体を立ち上げました。
その運営のためのクラウドファウンディングでは、音楽とアートという異分野の力を借りて、大変多多くの方に支援をいただきました。
1500万円超える支援額を達成し、これからの活動への期待の現れのようにも感じています。

・チーム賞　Akangbe Olayemi Ridwan さん

ー東広島市の留学生を応援！家具等リサイクルプラットフォームー

留学生の孤立、家具等の廃棄の課題解決のために、オンラインプラットフォームを作成し、
捨てられる家具と欲しい留学生のマッチングを行いました。
Olayamiさんは、日本語を話すのが難しいながらもプログラム参加を決意し、チームの力で沢山の市民から家具等の寄付をいただくことに成功。
イベントでは、多くの市民の方、留学生がミライノに訪れていただきました。
通訳役を担ってくれたサポーターや賀茂高校の生徒さんもボランティアで参加いただくなど、お互いがサポートしながら素晴らしいチームづくりを行いました。

・共感賞　岡川和彦さん

ー全世代参加の笑顔の場所づくり～生涯スポーツ等推進プロジェクト～ー

当日の参加者の投票によって選ばれた共感賞は、多くの方を巻き込んで、沢山の試行錯誤を重ねた岡川さんチーム。
小学生の子どもたちが、劇として岡川さんの発表をサポートしている姿は、まさしく、チームの力がなせる業でした。
ソーシャルビジネスには共感の力が欠かせません。今後も、チーム力で課題に挑戦し、ビジネスを生み出していってほしいです。