活動報告Vol.2 「ぶるぶるカメラアイデアソン」を開催しました
2月27日、社会課題を解決するために仲間たちと共に取り組んだ東広島市独自の共創型起業プログラム「円陣」の一環として、振動を可視化する技術を開発する私たちの研究室で特別なイベントを開催しました。
このイベントでは、学校法人角川ドワンゴ学園N高等学校広島校の生徒や教員、そして「円陣」のサポーターたちを迎え、「ぶるぶるカメラアイデアソン」と題して、私たちの技術の実用化に向けたブレインストーミングを行いました。
参加者の中には、最後まで目を輝かせてうなずいてくれる人もいれば、複雑な内容にちょっと眠くなる人や、少し退屈そうにしながらも考える人もいて、さまざまな年齢層の方々に私たちのメッセージを届けることの難しさを実感しました。途中で計画通りに進まないこともありましたが、「円陣」事務局の方々の細やかな配慮と柔軟な対応のおかげで、無事にイベントを終えることができました。
どんな瞬間も楽しむ、集中する、メリハリのある学習環境を創り出す村尾さん、ピンチの時も冷静に、とても細かい環境づくりや気遣いのある日下さん、いつも笑顔で臨機応変な円陣事務局今井さん、林さんの懐の広さにとても衝撃を受けた一日でした。
また、駆け付けてくださった円陣サポーターの高木さん、藤田さん、中野さんをはじめ、N高教員の方々の協力で、円陣フィロソフィーを高校生に伝えることができました。
アイデアソンの中では、チームごとの異なる特性が見えるのも興味深く、的確な役割分担・意思決定で素晴らしいリーダーシップを見せるチームや、いろいろ思いつきすぎて、最後まで意見をまとめるのが難しいチームなど、それぞれの個性が光っていました。
最終的に発表されたアイデアは、私たちの想像をはるかに超える柔軟な発想で、短時間での限られた時間の中で、かなり完成度の高いものを作り上げたことに大変驚きました。
実用化へ向けた具体的な提案から、シーズは頑張って開発してくれといったニーズの提案の研究ビジョンとしても非常に興味深い内容まで、多岐にわたるアイデアが出ました。
年齢関係なく意見を言い合える関係構築をはじめとする、プレゼン発表や意見をまとめあげることがとんでもなく上手で、自己表現の苦手な日本人のこれまでの教育とは一線を画すような近代的、魅力的な学校だなと思いました。
そして、何人もの学生から「参加してよかったです」と直接言ってもらえたことがなにより一番嬉しかったです。
このイベントを通じて、教員と学生の関わり方や授業の進め方など、多くの学びを得ることができました。未来を創る人材と接する機会を得られたこと、そして素晴らしい教育環境を築く教員の姿勢から学ぶことができたことに、深く感謝しています。
このような経験は、こうした異分野の共創プロジェクトでしか得られなかったと思います。
私たちは、素晴らしい東広島のサポート環境に感謝の意を表しながら、技術の実用化に向けて引き続き努力していきます。
本イベントに関わってくださったすべての方々に心から感謝申し上げます。
本当にありがとうございました。