円陣2023活動報告会を実施いたしました
【円陣2023活動報告会を実施いたしました】
令和6年3月30日に、円陣の活動報告会を実施いたしました。
11月から、社会課題解決を目指して、市内での実践を続けてきた9つのプロジェクト。
9人プレイヤーが地域を駆け回ることで、市民の皆様からの応援が徐々に増え、3月30日時点で円陣コミュニティは124名に!
活動報告会当日も立ち見が出るほどの方に集まっていただき、会場は熱気で満たされておりました。
円陣は、社会課題解決を目指すプログラム。
そして、社会課題解決は一筋縄ではいかないため、根深く今も課題として残っています。
円陣プレイヤーの目指す課題解決事業も、すぐには結果が出ません。試行錯誤は今後も続きます。
だからこそ活動報告会は、経過報告。今後に続く会であることが大事です。
活動報告会の冒頭は、事務局から半年の振り返りとともに、今後に向けたそんな想いを共有させていただきました。
会場には高垣市長、川口副市長も駆けつけてくださり、審査員として以下3名の知見あふれる皆様にお越しいただくことができました!
・叡啓大学ソーシャルシステムデザイン学部長 保井俊之様
・特定非営利活動法人エティック ETICドライブ 編集長 木村静様
・東広島ビジネスサポートセンターHi-Bizセンター長 三嶋竜平様
第1部は、プレイヤーによる活動報告のプレゼンテーション。
5分という短い時間で、約半年間の活動を振り返ります。
伝え切れない想いが沢山あったと思いますが、みなさん時間を大幅に超えることなく、
素敵なプレゼンテーションにまとめてくださいました!
プレゼン中に、一緒にプロジェクトを実施したメンバーが話す時間を設けたプロジェクトが多かったのも円陣の特徴のように感じました。
1つのプロジェクトの発表が終わる都度、川口副市長がエールとしてコメントを下さり、会場の皆さんは手元の用紙に応援メッセージを記入され、温かい雰囲気で第1部は進行しました。
9名のプレゼン終了後には、高垣市長が円陣プロジェクトへの期待と、プロジェクトに関わった多くの皆さんへの激励メッセージをお話ししてくださいました!
第2部は、今後のためのチームメンタリング。
約半年間、プロジェクトをともに走ってくれた伴走者の皆さんのプレゼンテーションから始まりました。その後の審査員との会話タイムでは、審査員の皆さんが前に出てきてくださり、まさに寄り添いながらお話をしてくださいました。各チームの想いが、より本音で聞けた時間となりました。
あっという間の3時間でした。
9組のプレゼンテーションをずっと聞いていると思えないほど、瞬く間に感じました。
一方で、審査結果はなかなか決まらず、議論は白熱しました。
各プロジェクト、それぞれ良いところがあり、受賞とならなかったチームにも沢山のコメントをいただきました。
後日、審査員や会場の皆様からのフィードバック・エールは、文面にまとめて各プロジェクトにお届けいたしました。たくさんのコメント、本当にありがとうございました。
受賞者は、以下の通りです。
- 円陣賞(最優秀賞) 田村かすみさん
田村さんは神戸在住で、東広島市内での活動が難しかったものの、「共感」が重なり、たくさんの仲間が集まりました。チームメンバーが自分事として活動を広げていく様子は、まさに「円陣」で目指していた世界観でした。
- 奮闘賞 松本寿治さん
松本さんは農家の収入向上のために市内農家さんにヒアリングを重ね、単独の農家さんだけではなく、
市としてのブランディングも手掛けようと試行錯誤されました。その奮闘に敬意を称します。
- 期待賞 島﨑航平さん
島崎さんは、若手研究者と街の接点づくりのために、自らがロールモデルとして、活動されました。
地域を巻き込んだオープンイノベーションコミュニティが楽しみです。
- 期待賞 三宅神奈さん
三宅さんはリンクワーカーを目指しながら、それを属人的なものにせず、仕組みとしてつながりをカードにするという
新たな取り組みに挑戦されました。他の地域サロンでの実現を期待しています。
- 期待賞 阿知波康祐さん
心強い賛同者がたくさん集まり、阿知波さんの当初のビジョンを超えて、フリースクールやカウンセリング事業などの
新しい事業展開が見えてきました。今後が、非常に楽しみです。
- チーム賞 岩崎浩美さん
事務局からお送りしたチーム賞の受賞者は、一番活動量が多く、沢山の試行錯誤を重ねた岩崎さんチーム。
広島大学起業部の皆さんともタッグを組み、若者の力でメンズシニアを動かせることを実証されました。
今後も、チーム力で課題に挑戦し、ビジネスを生み出していってくださいね。
- 共感賞 松本直樹さん
会場の皆さんの投票で決まる共感賞に選ばれたのは「ソロトリ」事業の松本直樹さんチーム。
「大学生個人のやりたいこと実現」と「一人旅による地域活性化」の重ね合わせが一番ビジネスに近い取り組み、
という投票コメントも多かったです。
ソーシャルビジネスには共感の力が欠かせません。今後も、顧客に応援されたビジネス展開を期待しています!
第3部の交流会、そして任意参加の懇親会まで、会場の熱気は続き、
今後に続く会としての「円陣 活動報告会」は余韻を残して幕を閉じました。
9つのプロジェクトは、まだまだ続きます。
皆様、今後もプロジェクトを見かけましたら、ぜひ変わらぬエールをいただけますと嬉しいです。
そして2024年度、新たなプレイヤーとともに、円陣プロジェクト第2弾が始まる予定です。
こちらも是非ご参加をお待ちしております!
※2024年6月中旬に公募開始予定です。ミライノWEBサイトでもお知らせいたします。