東広島市 『稼ぐ』ロールモデル農家創出プロジェクトKICKOFFイベントレポート
レベニューシェア型デザイン伴走と市民共創で『稼ぐ』ロールモデル創出プロジェクト
-農× デザイン 東広島市から日本、世界に広がる農産物の産地ブランドへ-
KICKOFFイベントが12.17(日)行われました。
東広島イノベーションラボミライノ+に、多様な農家(11名)、さらに、地域の課題にチャレンジしているプレイヤー・市民などを合わせ、総勢25名が参加しました。
本プロジェクトのPM、およびイベント主催のデザイナー松本 寿治(Project Newtral)が、デザインの理論やアプローチ手法などを交えながら、イベントを進めていきました。
1部 「ヒアリング・対話」
11名の農家は入れ替わりながら、事前ヒアリングにて整理されたカルテを基に参加者に紹介されます。
デザイナーは、農家の「稼ぐ」「伝える」課題に対して問いを 投げ込みながら 農家と対話をしていく。
その時間を共有する事で、目線を揃え 対話する準備が出来ていきます。
農家では無い参加者にもマイクを渡しながら、時間が進むにつれて少しずつ方向性が見えてきます。
今回は、
A【自分たちの農業事業を伝える】とB【東広島市の農作物として伝える】の2つ。
そして、a【イベント・場】b【ブランディング】c【新しい価値を創る】の3つを基軸に
収束されていくカタチとなっていきました。
(余白・参加者によってどうなるか予測不可能さが面白さ)
2部「アイデアソン」
農家のみなさんが持ってきた農産物を食べながら、参加者同士が交流しながらアイデアを出し合っていきます。
ここでは、地域プレーヤーの皆さんがファシリテーターとして大活躍。
自然に分かれた農家・市民のアイデア議論の輪に各々が入り、進行・対話をしながらアイデアをホワイトボードに記入していきます。
イベントに参加頂いた参加者は、自身の農業事業ならびに東広島市の農業においてのデザインの必要性や可能性を知り、産地ブランディングへの必要性や期待感を感じたと思います。
農家は自地域の内外での連携の可能性を感じ、小さなビジネスマッチングも個別で行われていました。
ロールモデル農家として3名の農家からやりたいと手が上がり、今回のキックオフでは具体的で可能性の大きいアイデアが集まりました。
さらに手伝ってくれそうな方も増えました。
このイベントは、地域の農業を活性化させるための新しいアプローチを示し、参加者に新たなデザインの可能性を見せる事ができたと感じます。
プロジェクトとしての可能性も大きくなったことで、より具体性を持ちながらre-thinkして3月まで進めていきます。
SpecialThanks: 谷口 守・安西 翔平・藤中 拓弥 ・岩崎 浩美・尾上 正幸