東広島100人論文 開催報告
「意外な出会いから研究や事業の可能性が広がるかも!?」
京都大学発の研究者お見合い企画、題して「東広島100人論文」を開催しました。
このイベントはまず研究者が「私の研究はこんな感じです」「こんなコラボができたら嬉しい」など3つの設問に120文字でつぶやきます。
ボードに掲示されたつぶやきに、来場した別の研究者は匿名※(※あとで誰か特定できるように固有の番号が割り振られます)でコメントを貼り付けていきます。
主催者が後でコメントを整理し、マッチングの可能性が見つかれば、研究者同士の出会いをコーディネートしゴールへと導きます。
最終日には、京都大学学際融合教育研究推進センターの宮野 准教授に「異分野融合の在り方、それは学問の在り方。」と題して講演をしていただきました。
「この世のすべてにおいて何かと融合してないものなど一つも無く、結局、異分野融合(学際)を語るのは学問を語るのと同じことである。」
研究者は短期的な成果指標のための研究や論文ではなく、本気で学問に向き合わないといけないと強く訴えられていました。
また、異分野融合の方法を求める質問には「学問に方法はない。安易に方法論を探そうとせず多産多死を覚悟し、
本気でヒリヒリするような学問対話を作り出す事が大切。」と回答されました。
異分野融合の土壌を耕すこのイベント、わかりやすい短期的な成果を求めず、今後も地域の総力を挙げて取り組んでいきます。