大学生の企画をみんなで応援する会
東広島で様々な課題・企画に取り組む大学生の発表会!
「大学生の企画をみんなで応援する会」を開催しました。
大学生が各自の興味関心に基づいて、現在取り組んでいる、又はこれから取り組もうとしている活動について、参加者の前で発表してもらいました。
人前での発表だったため、発表当初は硬さも見えましたが、各自の思いがしっかり伝わってきました。
今回発表していただいた企画は、下記のとおりです。
■人口漁礁プロジェクトin安芸津(発表者:広島大学 江上さん)
○企画内容:廃材である竹を使って漁礁を作り、安芸津の海に魚の住処を作る。
○目指すゴール:安芸津沿岸部に魚の住処をつくる。
○課題
・漁礁の設置許可取得
・漁礁の耐久性の確保
・条件を満たした設置場所の確保
・干潮時に露出しない十分な水深
・海面使用許可などの許可
・長期に渡って管理が必要
参加者からは、
・初めて知る情報もあってよかった。
・漁礁の耐久消費期間が終わったあと、どうするか。ゴミになるのを避けたい。
などの感想や
・以前はやっていたが、高齢化でできなくなったイベントがあるならそれをやってみては?
・ライト層向けの、行ったら釣りをできる、竹竿で釣りをするなどしたらいいのでは?
・海の中を見る機会があればいいのでは?
・質問として、漁礁を沈める先行事例はあるか?
・栄養源の減少の原因は?
などの疑問が出ました。
■フードバンク(発表者:広島大学 伊藤さん)
○企画内容:フードバンクの開設・運営
○理想:地域のハブ機能。
○動機:地域塾での活動
廃棄物対策課、社協など、市の支援機関を含めた団体にヒアリングを実際に行っていました。
また、県内の既存のフードバンクを見学するなど、令和5年2月のフードバンク開設に向けて。
参加者からは、
・フードドライブなど、実際に行動しているのがすごい。
・農家など作り過ぎたものを生かしていけたらいい。
・事例などがあり、現状など分かりやすかった。
・独立して運営は困難だと思うので、こども食堂の団体にフードバンクの部門を作れば負担が減るのではないか。
・大手のコンビニなどとの連携ができればよい。
などの意見が出ました。
■忍者村について(発表者:広島大学 林さん)
学生共同支援隊という地域おこし協力隊の学生版の活動に参加している林さんの活動報告です。
スタートとしては、吉川地域の調査・ヒアリング・振り返りを行い、
吉川の特に大切なものは、自然・助け合い共同体・教育であるという結論から、
吉川プロジェクトを考え始めました。
プロジェクトの一歩目は、里山ロゲイニング。7組25名が参加されました。
里山のテーマ会議→吉川忍者村
春の吉川忍者村:12組45名が参加
秋の吉川忍者村:11組41名が参加。親子課題のコンテンツ。
忍者村のコンテンツ:謎解き、親子挑戦課題、自然遊び、吹き矢
イベントに磨きをかけるために、意識的に実行(イベント)→反省(アンケート)→考察(話し合い)→準備→実行を行っているそうです。
参加者からは、
・PDCAがしっかりしていてすごい。
・大人を対象としたコンテンツができるとよりリピーターが来るのではないか。
・民家を使って忍者屋敷ができるといい。
・池の上を歩くようなアクティビティ。
また、世界観の共有として、忍者のランクアップ制度を作れば、リピーター増えるのでは?
といった意見がありました。
・保護者向けのイベントを10月1日に実施したところ、満足度が高かった。
どの発表者も、参加者からの提案や質問に対してしっかりと受け答えしていました。
大学生がどのような思いを抱き、どのような活動をしているのか知ることができ、東広島市で生活する人たちにも大学生が身近なものに感じられたことと思います。
大学生がチャレンジしやすい環境を作っていきたいですね。