ひがしひろしま創業塾2022 ~3日目「人」~
「意志」、「事業」に続いて、3日目のテーマは『人』です。
受講生にとって身近な存在である先輩起業家の3名を講師に迎え、
仲間や顧客といった視点から創業に必要な「人」を中心にご自身の事業についてお話していただきました。
事業についてお話頂いたあとは、事前に集められた参加者からの質問に対して、
パネルディスカッション形式で三者三様の視点で回答をいただきました。
参加者からの熱のこもった質問に対し、講師の3名が実際に体験した悩みや経験を基に、次々と的確なアドバイスをされていたのが印象的です。
最後に、一部ですが参加者からの質問と講師の回答をご紹介いたします。
【質疑応答】
Q仲間はどうやって集めましたか?
・サラリーマン時代の仲間のほか、立ち飲み屋でたまたま隣になり意気投合した大学生を採用しています。
・親せきや友人を採用しています。新しい人を見つけるよりも既に知っている人から見つける方が私には合っていました。
Q仲間を増やしていくタイミングは?
・新しい事業を始めたときに、必要に迫られて公募で増やしました。まずはやることを決めてから、必要であれば人を増やすことが重要だと思います。
Q仲間とのコミュニケーションの際に一番大切にしていること
・相手が何をしたら喜ぶかを考えて行動しています。ただし相手が何を求めているかは正確には分からないので、自分の中で予測し仮説を立てて試しています。
・アイデアを出す場面が多く、その場面で気を付けているのは否定をしないことです。アイデアは潰すのではなく、広げていくことが経営には大事だと思います。
・仲間と未来を話す時間をあえてセッティングしてコミュニケーションを取っています。
Qマーケティングに関する知識はどこで習得しましたか?
・サラリーマン時代に習得した知識が中心です。会社のお金でチャレンジできるのが、
サラリーマンのメリットなので、今会社に勤めている方は今しかできないチャレンジしておくことも大事です。
Qお客様に満足してもらうためにこだわっていることは?
・まずはお客様に儲かってもらうこと、売り上げが出ることにこだわっています。ビジネスとして結果を出すことはマストだと思っています。
・お客様だけに満足してもらうのは一方的な考え方なので、「満足」の捉え方が難しいです。
作り手や従業員も大事にしたいと思うので適正価格・適正な納期で少ない期間だけお店を開けています。
お客様だけ満足してもらうなら、毎日開けて安売りをする業態の方が満足させられると思います。
・美味しいことが大前提です。あとは、それぞれのお客様の過ごし方を尊重するお店でありたいと考えています。