キッズキャリアスクール2020（第2期 2日目）
「自分が本当に好きなことって何だろう。」「自分はどんな人間なのかな。」
自分を深く知るための100本ノック、後半戦スタートです！
キッズキャリアスクール2020（第2期 2日目）
いよいよ会場づくりも今回が最後！中岡さん＠リ・カムアクロス（豊栄）がチョイスする欧州アンティークのセンスが光りますね。今回は『リラックスしたプレゼン時間』をテーマにソファやラグを多めに配置しました。さて、そんな空間でやり取りされた会話はいかに⁉
1日のスタートは、宿題の発表から！
宿題①：行きたい国とその理由を教えてください。
「かわいいものがいっぱいあるフィンランド！」「南極！ペンギンやシロクマに会いたいから！」「国語の教科書に載っていたアフガニスタンが気になる！」
行きたい国や理由からも子どもたちの個性が溢れますね。
宿題②：曾祖父曾祖母までの家系図を作ってきてください。
「父方は仕事も趣味も個性的なのに母方は温厚で優しいイメージでした！」「父方の家系は作る仕事が多かった！」「優しくて有名だったひいおばあちゃんが実はプロレス好きだった！」
それぞれの仕事や性格、好きなことまで分かるオリジナルの家系図は家宝になりそうですね。おっ、自分のルーツが見えてきたかな。
続いて、世の中に数万とも言われる職業の数々から、自分の得意を活かせる仕事を抽出するジョブサーチに取り組みました。自分の強みや能力、好きなもの、興味あることから発見したキーワードを元に「こんな仕事が合いそう！」「こんなことが出来るんじゃない！」などと、他の子どもや先生からの客観的なフィードバックも参考に“得意”を活かせる仕事を見つけていきます。例えば、ある女の子はこんな感じです。
【自分キーワード】
ポジティブ／動物／リラックス／甘いもの／美しさ／さわやか／見た目／きれい
【活躍できそうな職業】
カフェ経営／モデル／スイーツデザイナー／トリマー／雑貨屋／ブライダルプランナー
「こんな仕事が私に合うなんて考えたことなかった！」多くの視点から自分を再発見することで新しい発見があったようです。
午後一番は、ミライノ＋自慢の壁一面ホワイトボードを使って夢をシェアします！
「シドニーに家を建てる」「マンガ家になりたい」「東京に住みたい」「イラン人の専門学校に通いたい」「全ての動物2体ずつを乗せたロケットで旅行したい」「3階建ての一軒家に住みたい」…次から次へと夢が膨らみますね。
そして、いよいよフィナーレとなるプレゼンテーションに挑みました。
約1か月にわたり、様々な角度から頭をフル回転させて見つめてきた新しい自分を言葉で表現します！
「オス、メス両方の動物とロケットで旅行がしたい。地球が嵐に遭っても助けられるから。」
「アジア全部の国を巡りたい。アジアには何人住んでいると思いますか？44憶人です。」
「イラストレーターになりたい。理由は3つあります。１つ目は…」
「フィンランドに行きたい。ヘラジカ、ムーミンやさしい雰囲気が好きだから。」
「トルコへ行きたい。世界三大料理があることと、ベートーベンをはじめ多くの作曲家が生まれた国だから。」
緊張しながらも前を向き堂々と発表する子どもたちの姿に頼もしさを感じました。
終了後、感想を聞いてみると、
「自分の好きなことを仕事にしてもいいんだと思った。」
「周りに聞くことで自分のことが良く分かった。」
「意外な自分を見つけられて、本当にやりたいと思うことが見つかった。」
「考えは人それぞれ違う、人それぞれ個性があることが分かった。」
と、新しい自分を見つけたり、人と違うことを認める価値観に気づいてもらえたようで、私たちスタッフ一同とても嬉しく感じました。
最後に、先生から「記憶より記録が大事」と教えていただきました。今回、子どもたちは普段なかなか考えることがない「自分」について本気で考え、たくさんのことをノートへ書き込みました。人生や将来に迷いが出たとき、今回の「記録」を振り返って今日の気持ちを思い出してくださいね。
会場は南北の窓／扉を大きく開け、サーキュレーターや空気清浄機も併用してしっかり換気を行いました。マスクの着用、アルコール消毒へご協力いただき、本当にありがとうございました。
